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田舎暮らし日記

2009年3月28日(土)


天候

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今日の写真

 8時53分 バルコニーからの南南西側
 数日前の雪はすっかり消えた。
 南西側 
   南東側

加工・販売

葛尾村で開催された地域活性化フォーラムに参加

13時30分から葛尾村活性化センターで行なわれ、テーマは「〜らしさ」と地域ブランドであった。

セレモニーの後、菅野元一氏(飯舘村生まれで県立岩瀬農業高等学校長)の「〜らしさ」と、地域プランドという講演があり、その後「私の考える「〜らしさ」とは、地域ブランドとは」という題目でパネラーによる発表があった。

自分もこのような問題で悩んでいる最中なので、話を自分に当てはめながら伺っていたが、皆さんもなかなか難しいことの様で色々悩まれて実践してきたことが良くわかった。自分なりの結論としては、ありきたりで、しかし、実践するとなると結構難しい「あまり周囲を気にしないで一歩踏み出す勇気を持つ」ことではないかと思った。

それと、地域活性化やそれに伴う地域ブランドなどのようなものの開発は、個人だけではなかなか大変で、行政がある程度の火付け役や有機的なサポートしないと上手くいかないのではという印象ももった。葛尾村では役場職員が先頭に立って販売や生産に関わっていて、それが成果につながっているようだ。個人が色々画策するより役場職員という地位で企画し、それを実践する手助けをしたほうが、スムーズに動くということも、都市部と違って古い体質が依然として残っている地域ではありえる事のようだ。

今回のテーマの〜らしさに付いては、自分なりに考えてみた結論としては、単純だが「自分らしさ」と「百姓らしさ」を大切に守っていくのがブランド品を作っていく上では、非常に大切なことと思う。

自分らしさは、出来るだけ独創性のある・特徴のある他に無い物を丁寧に(までいに)作っていく事。百姓らしさは、元々百姓でない自分として、理想の百姓像を描き、出来るだけそれに近づけるという事と考えている。

 シンポジューム
 パネラーの発表。

葛尾村で見た加工食品製造室

飯舘雪っ娘というカボチャを使用した加工品(パンやお菓子)を作っていて、今最大の問題点が、これからこのカボチャの端境期に入り、入手が出来なくなるということである。雪っ娘の優れた特性で4月までは生で保存できていて、それを使用しているものの、これからの時期、多少は一時加工して冷凍しているが、5月から今年度産が出てくる8月、9月までの一番加工品に使用する時期にとても間に合う量ではない。

そのため、収穫時期に蒸すなどの簡単な加工して極低温で保存したり、フリーズドドライで粉末にし真空パックで保存したりして、その間使用する量を確保したいと思っていたが、個人で投資し償却できる金額ではなかった。

ここの活性化センターでふと目に入ったものは、その欲しい欲しいと思っていた、フリーズドドライの食品を作ることが出来る真空凍結乾燥機や、大型の冷蔵庫があり、非常にうらやましかった。

パンなどの加工を最初からやろうと思って移住してくる場合は、このような施設が使える地域に来たほうが絶対に有利である。我家は、最初はそんな計画が無かったため、関心が無く、秋田から少しでも近いところで土地的な条件の良い飯舘村に決めたのだった。今思えば、ここら辺ももう少し調べてから移住したほうが良かったのかもしれない。

 加工室
 設備は、平成11年度農村21バイタルプラン事業で導入したようだ。
真空凍結乾燥機(フリーズドドライ加工機)
冷蔵庫
 大型のものが3台あった。

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